「街のプレイヤー」から「街のプロデューサーへ」
〜高校生(着眼点・トレンド)×YEG(推進力・実行力)×行政(地域課題・資金力)の三者の力が生み出した「イベントを超えた」地域ブランディング〜
目的・指標
- YEGがハブとなり、高校生-行政-民間企業を「繋ぐ」まちづくりプレイヤー育成プロジェクト
- 地域アイデンティティの共有による、行政課題予算組のアイデア、実行に寄与
- それぞれの立場における、地域との関わり方の課題を相互に扶助することで、イベントだけではない継続的な関係構築
それぞれの課題・欲するアイデア
- 福井県:「幸福度ランキング指標」の文化部門が全国的に下位であることに対する取組み
- 敦賀市:高卒学生の市外流出、Uターン政策のアイデアの掘り起こし
- 民間企業:柔軟な発想や高校生ブランドの活用、リクルートへの期待
- 高校生:「新たな敦賀の文化や伝統」をテーマに、地元でのビッグイベントを開催したい
他団体との連携による成果
- 敦賀YEGと高校生で作る実行委員会、福井県、敦賀市との繋がりを活かし、福井県より次年度の負担金が決定しており、クラウドファンディングの繰越金と併せた予算建てができている
- また、TonTeenプロジェクトを経て高校生でも使いやすい補助金を敦賀市に提言。商業体験支援事業として実際に採用され、TonTeenでも模擬店として活用している
- 運営面に関しては、その他イベントなどでも高校生ボランティアスタッフ動員などの協力があり円滑に実行できている
- 地元ケーブルTVやラジオ局では高校生との共同番組を制作、企業からは名産品のPR CMへの出演、就職などに繋がっている
※「TonTeen」とは、「敦賀の敦:Ton」と「10代の若者:Teenager」を合わせた造語で、2021年の初年度に開催された風会議(各校高校生―YEG―敦賀市観光部新幹線誘客課)の中で決定され、現在では高校生だけでなく市民にも浸透している
【新規性】 ~事業の自走化について~
- 現在は敦賀YEGの事業としての位置づけだが、2年後を目途に高校生メンバー+OB/OG+YEGからの出向者からなる、数名程度の独立した組織による事業化を目指す
- YEGの「イベント運営の経験者」としての目線についてはTonTeen卒業生が担う形になり事前会議でのアドバイスや当日のスタッフとして参画
- 実際に卒業生である現役大学生にはTonTeenに感化され、まちづくり系の学部(地域政策)に進学し「将来は地元に関わりたい」といった意見や、教師を目指し地元の高校教師となって「学校側としてTonTeenに関わりたい」との声もあり、良い循環が実現している
- 「まち」や「行政」からも注目が高まっており資金面・運営面でも自走に近づいている
【創意工夫】
- 2024年度では高校生の実行委員数が50名となり、YEG同様の組織図を作成
- 全体総括、SNSを活用した広報、模擬店、ステージ、クラファン、総務の各部署を設置
- 人員配置や主な企画も高校生自身が行うことで、高校生の社会経験の補助となり、YEGとしての労力の削減にもつながっている
- 役員会ならぬリーダー会を開催し、議題に対しての審議などを行い、全体会へ上程
- 実行委員メンバーの各々が主体性を持って行動し、敦賀YEG実行員メンバーのフォローのもと、情報共有や進捗管理などを高校生が自らで行う活動を通し、学生のキャリアアップにつながっている
- 高校生をフォローする中で、敦賀YEGメンバーのスキルアップにも繋がっている
単会情報
- 単会名
- 敦賀YEG
- 主催者名
- 敦賀市合同文化祭実行委員会/敦賀商工会議所青年部/敦賀若者文化補完計画推進実行委員会
- 事業ジャンル
- 政策提言
- 事業名称
- 敦賀市高校生合同文化祭TonTeen2024~只今、青春中~
- 開催日時
- 令和6年8月11日(日)9:30~19:00
- 開催場所
きらめきみなと館 〒914-0078 福井県敦賀市桜町1−1
- 詳細URL
- https://tonteen.my.canva.site/
- 単会会員数
(事業開催時) - 51人
- 事業参加会員数
- 22人
- 参加率
- 44%