趣旨
私たち津山YEGは、地域の魅力を引き立てるために、様々な事業を行ってきました。令和4年度の政策提言においては、今ある津山の魅力を市民へ周知することとともに、未来へ向けて津山の繁栄へ貢献できるよう、津山市長へ「つやまの日の制定」を提言しました。つやまの日を制定にあたっては、YEGと行政だけが話し合い、制定に至るだけでは不十分です。市民の皆様が自分たちの声で記念日を作り上げたという成功体験を得ることで、さらなる郷土愛の醸成が図れ、ひいては市民から愛され未来へ残る記念日になると考えます。5年後の2029年は津山YEG 創立50周年と、津山市制定100周年に当たります。この節目の年につやまの日の制定を目指し、市民と一緒に20年後の未来を語らうことが、地域にとって新たな一歩になると考え、事業を実施しました。
事業内容
当事業は津山市民参加型とし、子供たちにスポットをあて様々な企画を行うことで、市民の皆様に楽しみながら自分たちの街へ当事者意識を持ち、郷土を考えるきっかけになることを狙いました。具体的な実施内容は以下の3つです。
①パネルディスカッション「つやまの日について考える」
民間発信でのつやまの日の制定を目指すべく、ファシリテーターの進行でパネルディスカッションを行いました。学生たちから「電車の本数が少なく、都市部からのアクセスが不便」などの課題や、「知られていない故郷の魅力をもっと伝える方法があるはずだ」「津山が盛り上がる日があれば内外へのアピールにもなる」などの希望の声を聞き、市長、津山YEG会長と対話をすることで、学生たちが想い描く未来を知り、そして「つやまの日」の構想に会場中が大いに感銘を受けました。
②小学生作文コンクール
小学生に対して郷土愛の醸成を目的とするとともに、人前に立ち、自分の作文を読み上げるという成功体験を与えることを目的として作文コンクールを行いました。募集を市内小学校4〜6年生2501名を対象に募集を呼びかけ、400通の作文が集まりました。その中の優秀な10作品を書いた児童に参加してもらい、発表会の後に表彰式を行いました。「もっと津山が盛り上がるイベントを開催したい」「私が市長なら、自分たちの子どもが住みたいと思う津山市をつくりたい」などの、自らが大人になった20年後の未来を具体的に想像した作品ばかりで驚かされたとともに、練習をした成果がよく現れた素晴らしい発表で、会場が感動に包まれました。
③マルシェ
参加者に楽しみながらフードロスに対して学んでもらうことを目的とし、展示や販売ブースを出店しました。来場した地域の方々からは「フードロスという言葉自体を知らなかった」「地域の食材を使用したこんなに美味しいものがあるなんて知らなかった」などの声もあり、さらには未来を担う学生、津山市そして津山YEGが正しい認識を持ち、それぞれの持つ専門分野で実現できる解決方法は何かをPRすることで、来場いただいた多くの方々にも、フードロス問題についての理解を深められたと考えています。
参加対象者
- パネルディスカッション参加者・・津山市長、津山商工会議所青年部会長、市内中、高、大学生
- 作文発表者・・・・・・・・・・・津山市内小学生4年生、5年生、6年生
審査員・・・・・・・・・・・・・津山市長、津山朝日新聞社社長、津山商工会議所青年部会長 - 出店者・・・・・・・・・・・・・津山及び津山周辺の飲食ブース(キッチンカーなど)
事業をとおして、津山市民が自らの街に対する関心と責任感を深めるとともに、未来志向の参加型イベントとしての成功を収めました。2029年の津山YEG創立50周年と津山市制定100周年を迎える節目に、「つやまの日」の制定が実現し、市民に愛される記念日として制定される礎ができたと考えております。豊かな郷土を築くために、創意と工夫、勇気と情熱をもって、津山YEGが一丸となって実施し、未来にバトンを繋いでいくための1歩を踏み出せた事業となったため、今回のYEG大賞に応募させていただきます。
単会情報
- 単会名
- 津山YEG
- 主催者名
- 津山商工会議所青年部
- 事業ジャンル
- 地域貢献
- 事業名称
- 市民と一緒に20年後の未来を語らう日。津山YEG創立45周年記念事業「津山の未来へ〜故郷について考える〜
- 開催日時
- 令和6年9月8日(日)10:30~16:00
- 開催場所
グリーンヒルズ津山リージョンセンター(岡山県津山市大田920)
- 詳細URL
- https://vimeo.com/1017846127/b38f379269?share=copy
- 単会会員数
(事業開催時) - 115人
- 事業参加会員数
- 64人
- 参加率
- 54.6%