□■□■ 子供たちが“遊んで”“学べる”まちづくりゲーム「ガマツク!」 ■□■□
蒲郡まちづくりゲーム「ガマツク!」は、遊びながら学べるカードゲームとして、蒲郡商工会議所青年部により令和4年度に完成。わがまち蒲郡を題材にして、蒲郡の施設・名産・課題・政策・職業などを表したカードを使いながら、人口を増やすことを目標にしたゲームで、まちのことを知り、考えるキッカケとなるゲームです。令和5年度にはカード修正を行い、例会として第2回大会を実施。「ガマツク!」は、完成度や全市域に対する網羅性、市内での活用事例など唯一無二の存在です。
ガマツク!作成の趣旨
- 蒲郡市の人口は昭和60年をピークに減少傾向で、市民意識調査から20歳未満の蒲郡への愛着が低い傾向が出ています。シビックプライドの醸成・向上の観点から、子供たちが蒲郡のことを知る・興味を持つキッカケづくりを目的としました。
- 目的を達成するため、子供たちが親しみやすいカードゲームという手法を取り入れました。カードゲーム自体は戦略性が高いルールにしていますが、子供たちでも理解できて助け合いながら進行することができます。カードやサイコロなど運要素もあり、ゲーム中は非常に盛り上がります。
ガマツク!のカード
- カードは蒲郡に関連した全114種類で、各カードには説明文章も掲載しています。
市民24種:一般的な職業に加えて、温泉観光地・漁師町らしい「女将」「漁師」など
施設40種:「竹島」「ラグーナテンボス」など観光地や、特産の「みかん畑」や道路・公共施設など
社会40種:「蒲郡まつり」などイベントや、「空き家増加」「小中一貫教育」のような社会課題など
変革10種:「物価の急上昇」「南海トラフ地震」「新型感染症の発生」など大きな社会変化など
学校・地域での活用
- 令和4・5年度に市内半数以上の小中学校で特別授業をYEGが実施。授業時間の1~2コマで、ゲームプレイだけでなく振り返りも行いました。振り返りでは、各学校の方針に基づいて子供たちに議論・発表をしてもらい、ただゲームで遊んだで終わらない仕組みになっています。
- 教育委員会や各学校、各種施設に「ガマツク!」を配布したことで、上記以外でも、各小中学校での授業、各地域の子ども食堂やクラブ活動、学習塾などで活用していただきました。
子ども向け大会の開催
- 小学生・中学生を対象とした、ガマツク!の大会を開催しました。学校の授業で受けた子供を中心に、市内各地の子供が集まり、カードゲームを楽しみながらまちを知る機会を提供しました。
デジタルスタンプラリー
- 大会前後の期間、ガマツク!を題材としたデジタルスタンプラリーを実施しました。カードに対応した蒲郡市内111カ所をデジタルスタンプスポットに設定し、子供たちに実際に足を運んでもらい、まちのことへの関心を強めることを目的に行いました。子供同士や親などの大人と一緒にスポットを回ったようで、大人からも自分のまちの再発見を楽しんだという声も寄せられました。
カードゲームで蒲郡の施設・名産・課題・政策・職業を知り、デジタルスタンプラリーで現地を体感する。子供たちはそれぞれ遊びながら、自分のまちを学び、好きになる。自分のまちに愛着を持つ一助にすることができたと考えています。
メンバーには地域課題の再認識や地域の再発見に加え、まちに根差したゲームをYEGとして開発できたこと、YEGでなければ開発できなかったことに、深い印象を与えることとなりました。また、学校をはじめ様々な個人・団体にYEGのことを知っていただく機会ともなりました。
単会情報
- 単会名
- 蒲郡YEG
- 主催者名
- 蒲郡商工会議所青年部
- 事業ジャンル
- 地域貢献
- 事業名称
- 蒲郡まちづくりゲーム「ガマツク!」第2回大会
- 開催日時
- 令和6年1月27日(土)
- 開催場所
蒲郡商工会議所
- 詳細URL
- https://www.gamagoricci.or.jp/gamatsuku
- 単会会員数
(事業開催時) - 111人
- 事業参加会員数
- 40人
- 参加率
- 36.04%