今回の事業「会員親睦事業~すき焼きde異業種交流会inはらまち~」は、原町商工会議所青年部が新規会員の拡大を目指して企画した交流イベントです。原町YEGは一定年齢を迎えると退会となるため、組織の活性化には常に新しい人材の参画が必要です。しかしながら、既存会員が友人や知人に声をかけるだけでは限界があるため、新たな人材や事業者と接点を作り、異業種交流を通して新たな出会いや協力の場を提供することで会員増加につなげようと考えました。このような背景から、40歳以下の事業者を主なターゲットに、YEGの枠を超えた交流会の開催が決定しました。
具体的には、南相馬市原町区内で事業を営む企業の経営者およびその社員、YEG会員が参加対象となり、YEG会員は一事業所の代表者としてイベントに参加しました。今回の異業種交流会には、原町区内のニューさいとう様が会場協力と食事提供を行い、地元の美味しいすき焼きを食べながら和やかな雰囲気で交流ができる場を設けました。また、イベント告知のため、事前に市内の飲食店にポスターや三角POPを掲示し、一般参加者にも広く周知しました。
当日のプログラムは、まず1時間程度の立食での歓談・名刺交換からスタートしました。この歓談タイムを設定することで、初対面でも自然と話しやすくし、参加者の交流を促進しました。また、各参加事業所の紹介時間も設け、4つの事業所が自社のPRを行いました。さらに、アトラクションとして青年部会員の飲食店で使用できる食事券を景品とする抽選会も行い、イベントに参加した企業同士の親交を深める機会を提供しました。
また、この交流会の特徴として、YEG会員拡大のための具体的な勧誘は行わず、あくまで「異業種間の交流」に重きを置き、リラックスした雰囲気の中での会話が中心となるよう心がけました。この運営方針により、参加者からは「入会の勧誘がなく、純粋に交流に集中できた」「異業種の人とじっくり話ができ、また参加したい」という好意的な意見が多く寄せられました。特に、異業種の方々と直接つながりを持ちたい、地域でのビジネスチャンスを増やしたいという声が多く、「逆にYEGに入会したくなった」という意見も見られました。参加者にとっても、YEGの魅力を自然と感じ取れる場となったのです。
イベント終了後のアンケートでは、参加者の多くが「非常に満足」と回答し、特に開催場所や進行内容について高い評価が得られました。感想の中には、「参加者全員が楽しい雰囲気で交流できた」「食事前に歓談の時間が設けられており、初対面でも親しみやすかった」などの意見もあり、運営側の工夫が功を奏したことが窺えます。さらに「一般参加者も楽しめる抽選会や自己紹介の時間があれば、さらに良いと思う」という具体的な改善案も得られ、次回以降のイベント運営に役立てることができます。
総じて、今回の異業種交流会は、YEGの枠を超えて地域の事業者同士の新たな交流を生み出し、地域活性化のきっかけとなる貴重なイベントとなりました。YEG会員と一般参加者を繋ぐ新しい形の交流イベントとして大変好評で、地域社会における青年部の役割や価値を広く伝える成果が得られました。今後も継続的にこのような異業種交流の場を提供し、さらに参加者を増やしていくことで、YEGの活動がより多くの人々に支持され、地域の発展にも貢献できるよう取り組んでいきたいと考えています。
単会情報
- 単会名
- 原町YEG
- 主催者名
- 原町商工会議所青年部
- 事業ジャンル
- ビジネス・交流
- 事業名称
- 会員親睦事業~すき焼きde異業種交流会inはらまち~
- 開催日時
- 令和6年2月13日(火)
- 開催場所
南相馬市原町区内 ニューさいとう(会員事業所)
- 単会会員数
(事業開催時) - 85人
- 事業参加会員数
- 41人
- 参加率
- 29.41%