[豊橋]ニチョウメフェスタ

経緯

豊橋YEGは、H16年に「ええじゃないか」と「豊橋」の認知度向上を目的に地域おこし事業を開始し、豊橋市もH22年をシティプロモーション元年と位置付け、官民一体で「ええじゃないか豊橋まつり」を協働してきました。この伝統を受け継ぎ、毎年「ええじゃないか委員会」を設置してきましたが、コロナ禍により豊橋まつりは規模縮小を余儀なくされました。

今年度は開催規模を戻し、「踊る」を軸とした新たな人流創出を目指す祭りの中で、R4年度の政策提言「宣柱五策」、R5年度未来創造委員会の対外的実現事業、R5年度DX委員会の発信力、これらの事業を基軸に、策定・実現・検証・発信・協働こそ必要と定義し、本事業の立案を行いました。

具体的には、地域資源を活かしたブランド構築と若年層の参加促進を図り、コロナ禍で縮小した「ええじゃないか豊橋まつり」を再興し、世代間交流や地域愛を育み、活気ある豊橋の未来を目指して、地域資源を活かしながら豊橋の魅力を再発見し、活気ある街づくりを推進していきました。

目的・理念(ミッション)

豊橋市が「住みたい街」「訪れたい街」になるべく、エリアステータス向上に繋げ、ワクワクした街、住み続けたい街として確立する。

目標・使命(ビジョン)

街の魅力向上のためには、そのエリアにあるストロングポイントをリノベーションし、そのエリアリノベーションによってブランド構築(ブランディング)をすることが必要であると考え、エリアリノベーションを行う事で目的達成に導くべく、本事業にて広小路2丁目をより活性してエリアリノベーションとブランディングの足掛かりとする。

コンセプト

地域資源を活かし、子どもたちと共にシビックプライドを育む「人づくり」と「まちづくり」を融合させ、住み続けたい・訪れたい街を目指します。

内容・アイデア

まちづくりは他所の手法をそのまま適用しても成功しないため、地域の特色を活かした施策が必要です。豊橋市におけるまちづくりとして、政策提言・未来創造・DX委員会での経験を基盤に、地域と連携した「200mの街」のエリアリノベーションを実施します。大きな変革ではなく、限られたエリアの活性化を第一歩とし、青年経済人として豊橋市に適したまちづくりを推進します。

政策と事業の関連性

R4年度の政策提言【宣柱五策】による「シビックプライドシンポジウム」にて、街を巻き込んで「考える」機会を実行し、そのマインドを軸に本事業を行いました。街にある「当たり前」を「魅力」と捉え、豊橋市ならではのまちづくりを考える機会にも繋がりました。

スケジュール

事業実施日:2024年10月20日(日曜)12:00〜15:30
委員会スケジュール

  • 4月 委員会にて「目的・目標・コンセプト」を共有
  • 5.6月 委員会にてチーム分担作業から草案を作成
  • 7.8月 委員会にて草案の具現化及び関係各所との連携
  • 9月 委員会にて直前確認
  • 10月 事業実施
  • 11.12月 委員会にて事業検証への準備
  • 1月 「豊橋タウンフォーラム(事業検証及びまちづくりフォーラム)」実施

チェレンジ

新たな「なにか」を創出も大切ですが、今ある「魅力」を軸に「共に創る」ことも重要となります。今ある 魅力 = 強み これらを最大限に活かしつつ、広報戦略を盛り込み、まち全体に大きな流れを創ることへの挑戦を行います。

他団体との連携による成果

行政関連

豊橋まつりにおける新たな「地域施策」としての参入を行なった事で、行政と協働した活性化企画を実現でき、次年度への継続及び未来の創生にも繋がりました。

教育機関

高校生及び大学生の参画により、若年層の関心が高まりました。またワークショップなどの企画も行い成功体験を得て、シビックプライドの形成に繋がりました。

新規性

豊橋YEGが長く関わり培ってきていた「ええじゃないか豊橋まつり」に、本事業による新規参画を行い、既存の客層に新たな人流を創出し、若年世代の関心度向上、時代に合わせた変革的な内容をまつりに盛り込みました。
それらから、青年部のみならず他団体へと派生している展開は、まち全体のベクトルを示す活動となります。

創意工夫

  • 従来の青年部独立生の活動に「協働」を加える。
  • 特色を生かした「200mの街」エリアリノベーション。
  • 若年層参加を促進する新たなコンテンツ導入。
  • 行政.教育機関との協働による幅広い連携。
  • 広報戦略を組み込んだ持続可能な活性化モデル。

成果

地域特性に根差した本事業案により、豊橋市の魅力の再発見、多世代にわたる地域愛(シビックプライド)を構築する事のきっかけに繋がりました。
特に限られたエリアのリノベーションや若年層へのアプローチは、他地域にも応用可能なモデルケースにもなると思われます。そのエリア特有の手法と若年層へのアプローチなど、共有可能な手法の具現化を行えました。
更に地域との対話を重ね、実施後の効果検証も行いながら、持続可能なまちづくりを実現していく新たな目標も見出しました。

単会情報

単会名
豊橋YEG
主催者名
豊橋商工会議所青年部
事業ジャンル
政策提言
事業名称
ニチョウメフェスタ
開催日時
令和6年10月20日(日)
開催場所

豊橋駅前周辺(広小路二丁目・南口広場・こども未来館ここにこ)

単会会員数
(事業開催時)
170人
事業参加会員数
90人
参加率
52.9%

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