フィンランド視察・事業報告会事業

事業情報

開催日時又は期間

令和6年10月26日~令和6年11月1日・令和7年2月6日

開催場所

フィンランド ヘルシンキ
仙台協立第1ビルCOMPASS

開催目的

・働き方、教育、ウェルビーイング、IT、デザイン、SDGsなどの分野で世界トップクラスであり「世界一幸福な国」でもあるフィンランドに行くことにより、国際潮流を実践している現場を視察することを通して、国際人としての教養を高める。
・フィンランドに行くことが叶わなかったメンバーにもフィンランドでの学びを共有し自社業発展のためのヒントにするために、事業報告会を実施することで会員メリットを提供する。
・本事業は、単発の海外視察として企画されたものではなく、約1年にわたり委員会内で議論と検討を重ねながら構築してきた事業である。グローバル委員会では、「海外に行くこと」自体を目的とするのではなく、地域で事業を営む中小企業経営者として、これからの時代に必要な価値観や経営の在り方をどう学び、どう企業や地域へ還元するかをテーマに、委員会内で徹底的な議論を重ねた。
【フィンランド視察事業】
マリメッコ本社見学
ヘルシンキ郊外のマリメッコ本社を訪問し、本社内にあるアウトレット見学と社員食堂でのランチタイムを体験しました。
デザイン性だけでなく、社員一人ひとりが誇りをもって働ける職場づくりや、多様性・持続可能性を重視した経営姿勢が印象的でした。マリメッコの「明るく前向きなライフスタイル。タイムレスで機能的なデザイン」という理念に、社会性と文化を融合させた企業の在り方を学びました。

内容

本社オフィスは、デザインと機能が融合した空間として、ヘルシンキの郊外ヘルトニエミ地区にありアウトレットも併設されていました。また、社員食堂も含め社員が働きやすく、クリエイティブな発想を刺激する環境となっていて、オフィスや工場のリノベーション時には「近隣環境にインスパイアされたワークスペース」などのテーマも取り入れられています。

在フィンランド日本国大使館

表敬訪問と情報交換会

人口560万人で国内企業の96%が中小企業であり、世界規模の会社がノキアなど数社しかないフィンランドが日本の1.5倍の人口一人当たりGDPを誇れているのは、産官学を上げて技術革新を推進し、高いデジタル競争力(2022年EUデジタル競争力1位)をスタートアップにつなげるエコシステムが確立されているからでした。また世界幸福度ランキング7年連続一位になるにもかかわらず、転換期を迎えている実情などを教えていただきました。

Murata Electronics Oy株式会社

視察と意見交換会

M&Aや働く環境の改善が成功した事例としてフィンランドでも注目されています。これからの時代、人材は資源ではなく資本と捉える時代になっていきます。エンゲージメントの高さは企業に取っても必要になりますので、実際に見て学びを深め、自社に反映することを期待できる視察となりました。

日本の Murata Manufacturing Co, Ltd.(村田製作所)グループの傘下で、2012年にフィンランドの VTI Technologies Oy を買収し、Murata Electronics Oy として運営を開始しました。

規模・特筆点:同社は Murata グループにおいて日本国外で唯一「MEMSセンサー製造拠点」をフィンランドに持つという、戦略的重要拠点となっています。

メトロポリア応用科学大学

視察と学習

モーニングコーヒーをとりながらメトロポリア応用科学大学の説明を受け、同大学内のFutureproof Health and Wellbeing -innovation Hub(企業、研究機関、都市、福祉サービス郡、各種団体、地域住民、そして学生と協働し、世界的な課題に取り組んでいる実験室)を見学させていただきました。また学生の皆さんが取り組んでいるテーマについてのプレゼンをしていただき科学とコミュニティの融合について学ぶことができました。

プレゼンテーションテーマ

  • HyMy Village (ヒュミュ・ヴィレッジ、ほほえみ村)とシミュレーション病院
  • 高齢化テクノロジー・プロジェクト
  • SmartLab 

フィンランド最大の応用科学大学。約18,000名の学生が在籍し、技術・福祉・文化・ビジネスの分野で「実践的な学び」を推進。企業や自治体と連携し、社会課題を解決するプロジェクト型教育をおこなっています。教育機関として、「将来のプロフェッショナルを育成し、持続可能・スマートな社会の構築に貢献する」役割を担っていて、スマート都市開発、福祉・健康ソリューション、技術革新など幅広く対応しています。

Ivana Helsinki House/日本人商工会

訪問と情報交換会

Ivana Helsinkiのデザイナーであるパオラ・スホネンさんからフィンランドのデザインについての講義をいただき、その後アトリエでの交流会も実施して世界トップクラスの方のデザインに対する考え方やフィンランドの感性を学ぶことができました。ワークライフバランス、持続可能性、脱炭素、SDGs及び国際舞台で活動する企業としての取り組み等も教えていただきました。

また、フィンランド日本人商工会からも会長を始め数名ご参加いただき、パオラさんも交えた意見交換・懇談会も実施しました。

1998年にデザイナー パオラ・スホネン氏が創設。北欧で初めてパリ・ニューヨーク・ファッションウィークに正式参加したブランドです。大胆なプリントと“50枚限定生産”など、サステナビリティを体現したデザイン哲学が特徴で、ユニクロを始め世界的な企業とコラボレーションもしています。Paola Suhonen 氏は、世界的に評価されるマルチクリエイター(デザイナー・映像作家・ミュージシャン)であり、“デザインで社会を変える”を実践するフィンランドを代表する女性アーティストでもあります。単なるファッションではなく、「文化」「物語」「環境配慮」を融合させたブランド戦略を掲げています。

在フィンランド日本国大使館、日本人商工会、コーディネーター、ラクソ美奈子様を交えてフィンランド料理を楽しみながら交流会の開催

フィンランド視察事業報告会

  • ヘルシンキ、ロヴァニエミの滞在中の視察レポートの共有
  • フィンランド料理(サーモンスープ)の振る舞い

本報告会は、フィンランド視察に参加できなかったメンバーにも、現地で得た学びや体験を共有し、次代の事業や地域活動に活かすことを目的に開催しました。現地では、教育・デザイン・技術・働き方など、多様な視点から“持続可能な社会”を実感しましたので、帰国後はそれを自社の経営やYEGの活動にどう結びつけるかを考える場の提供をしました。

本事業は、個々の経験を組織の財産へと昇華させ、地域の未来を担う若手経済人としての使命を果たす一歩に繋がる事業となりました。

詳細URL

https://sendai-yeg.jp/data/solidarity/Solidarity_23.pdf

単会会員数

245名(事業・取り組み開催時)

情報提供単会

単会名

仙台YEG